受験勉強に匹敵するくらい大切なことがあります。
それは志望校選びです。
しかし、現在日本には800弱もの大学が存在します。
その中から自分の行きたい1校を選ぶのはとても大変で面倒くさいことです。ですが、志望校選びを蔑ろにすると大学生活だけでなく、その後の就職先すら思い通りにいかないという事態にもなりかねないので是非一生懸命大学を選んでほしいです。
また、志望校を早めに決めておくことで受験勉強のモチベに繋がったりメンタルが維持できたりするので早めに決めておくことをオススメします。
Step1 自分を知る
まず大学を調べる前に自分について知る必要があります。
自分が何になりたいか、どうしたいかを知る
まずは、自分が大学でどのような勉強をしたいか、将来どのような職業に就きたいかをじっくり考えてみてください。
しかし、そこまでピンポイントに絞る必要はありません。
なぜかというと受験勉強をしている途中、大学在籍中にやりたいことが変わるなんてザラにあるからです。
「法律学んで弁護士になりたいなぁ」とか「プログラミング学んでシステム開発に携わりたいなぁ」くらいの大雑把さで大丈夫です。
肝心なのは何を学びたいかを明確にすることです。
もし将来やりたいことが変わった時が来ても、何がしたかったのかを明確にしておくか否かでは納得度が全然違います。
理系?文系?
この記事を見ている人はもう文系か理系かは選択済みなのかなぁと勝手に予想しています。
ですが、今一度胸に手を当ててみて自分のやりたいことは文系なのか理系なのか考えてみてください。
実際に受験間際になって文転している人をよく見かけます。
受験間際で焦らないように今のうちにしっかり考えておきましょう。
Step2 大学を調べる
国公立or私立 どちらに行くべき?
正直なところ答えはありません。
自分の行きたい大学があり、それが国公立だった、私立だったという話にすぎません。
しかし、国公立大学は前後期合わせて2校しか受験することができないのに対し、私立大学は受験日がずれている限り何校でも受験できます。
なので、できれば国公立大学2校、私立大学2校くらいは志望校として挙げれるようにはしておくと安心です。
親や先生から国立に行けだの私立に行けだのいろいろ言われるかもしれませんが、まずは自分の本当に行きたいところを探してみましょう。
大学名より学部
大学名より学部学科が最重要です。
「とりあえず早慶行っとけばいいでしょ!」とか「MARCH行きたい!」という理由で大学を選ぶのはオススメしません。
正確には、学びたい学部学科が早慶にあるなら問題は無いのですが、
とりあえず有名大学に行って学部学科は後から選ぶというのは本当に危険です。
学部学科を決めてからそれがある大学を探すのがオススメです。
入試形態
ある程度大学が絞れて来たら入試形態を調べることも忘れてはいけません。
自分が本当に行きたい大学の入試形態を早めに知っていれば、切り捨てられる科目があるかもしれません。
闇雲に必死こいて勉強していたけれど入試形態調べてみたら社会科目必要なかった、理科科目は必要なかったとかよく聞く話です。
早めに入試形態を知っておくだけで最短ルートで合格へ近づけます。
場所
大学を調べるうえで忘れがちなのが場所です。
自分は場所で大学を選ぶのは全然アリだと思っています。
「なるべく都会の大学に行きたい!」や「自然に囲まれた土地で大学生活を送りたい!」などです。
よく聞くのが、
「都会で、偏差値の高い大学に行きたい!」と思って横浜国立大学を志望校にしたが、オープンキャンパスに行ってがっかりした。
という話です。
調べてもらったらわかるのですが、横浜と名前が付いている割にはそこまで都会っぽさはないので、想像とのギャップにがっかりするらしいです。(※誤解のないように言っておきますが自分は横浜国立大学大好きで、なんなら志望校でした。)
同窓会で地元の友達と再会して近況報告している際に思うのは、
「都会の大学に行った子の方がいろいろな体験していて面白そうだなぁ」
といったことです。
自分は大学生というのは勉強だけでなくいろいろな経験をするべきだと思っているので、
都会の大学をオススメします。
Step3 親と相談する
志望校を決めるうえで最後の壁が親の説得です。
奨学金を借りるという学生さんもいると思いますが、多くの場合大学の入学金や授業料を出してくれるのは親でしょう。なので親が国公立に行けと言ったら国公立の大学に行くしかないという方も一定数いると思います。
自分の志望校と親が勧めてくる大学が一致していたらなんら問題は無いのですが、一致しなかった場合が最悪です。
そんなときに是非してほしいことが次の4つです。
- オープンキャンパスに行く
- パンフレットや資料を取り寄せる
- 授業料免除や、奨学金について調べる
- 就職先の一覧を調べる
親がなぜ自分の志望校に反対してくるのかを考えてみて、親の不安を解消出来たら自分の志望校に同意してくれるはずです。
志望校に対する熱が足りないと思われていそうなら長期休暇を利用して実際にキャンパスまで行ってみる
お金の不安がありそうならいろいろな制度を紹介してお金の負担を減らすことができることを伝える
就職先や将来に不安がありそうなら志望校の学科からの就職先一覧を見せて仕事には困らなさそうであることを伝える
といった具合です。
最後に
志望校は自然と変わっていく
「志望校がころころ変わっちゃうんだけど…」
その悩み、わかります!
ですがみんなそんなもんです!
ある程度調べていくつか選択肢さえできたらあとは勉強あるのみです!
また、移り変わりの激しいこの世界、また10代という若いこの時、やりたいことが変わりそれに伴い志望校が変わるなんて当たり前です!
悲観的にならずに前だけを向いて突き進んでいきましょう!
オープンキャンパスはできるだけ行け!
いままでもさんざん言ってきましたし、親や先生にも口酸っぱく言われているかもしれませんが、オープンキャンパスは行って損はないです。
一番のオススメは、オープンキャンパスが開かれている日だけでなく、実際に授業が行われているなんでもない日に見に行くことです。
実は知らない人もいるかもしれませんが、大学のセキュリティってめちゃくちゃ緩いです。
高校生が授業にこっそり出席して授業を受けることもできます。そしてもしバレたとしても先生にも生徒にもなんの迷惑にもなりません。
勇気を出して大学に実際に行ってみましょう!
あまり大きな声では言えませんが、高校の授業や自主学習の1日や2日を犠牲にしてでも行く価値はあります。。。
実際に大学に通っている人のブログやSNSを見つける
現役大学生のブログやSNSを探して覗いてみるのもいいかもしれません!
Twitterだと
#春から○○大
と検索するとたくさんの大学生のアカウントが出てきます。是非覗いてみましょう!
ただし、いいことだけでなく悪いことをつぶやかれていることの方が多いのでそこは自己責任で…(笑)
自分の体験談
自分の体験談・歴史を述べると、中学生までは弁護士を目指していましたが、高校で自分の文系科目の出来なさ、特に暗記科目の不甲斐なさを感じ理系に進み、システムエンジニアを夢見て理系大学へ進みました。しかし、センターで大コケして焦っていたのと、学歴コンプレックス気味だった僕は学部学科を考えず進学したので大学では自分の学びたいことは学べていません。
皆さんは僕のように大学生活を無駄に過ごさないためにきちんと大学を選んで質の高いキャンパスライフを送ってほしいと思います。
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